いざ書こう!と思っても、私はエンディングノートを書けませんでした。
私が書いたエンディングノートは、ごく一般的なもので、本屋さん等でも購入できる内容のものでした。
死亡した時に必要な情報を項目毎に書いていく。
・名前
・持ってる銀行口座
・入っている保険
・年金番号
・家系図
・お葬式に呼んでほしい人
・お棺に入れてほしい物
・延命治療したいか
・臓器提供したいか
・お墓の種類(樹木葬を希望)
確かに、重要な情報なんだけれども。。。
この情報って、この先変わるかもしれないし。
家系図とか、相続には必要なんだけど、私、資産らしい資産は持ってないし。
なんだろ、
今、私が残したかったものは、この情報じゃない。
いや、大事な情報なんだけども、ね。
私の今までの人生で大切にしたかったモノって何だろう?
と考えました。
明日、死んでしまうかもと思った時、
残したいと思ったのは、
私は、
家族への感謝の気持ち、
前を向いて生きて行ってほしい気持ち、
レシピ
でした。
年齢によって終活に向き合う気持ちは
異なると思います。
抱えているものが違うのだから
当たり前といえば当たり前かもしれません。
人生のイベントや心の持ち具合としては、
【40代、50代】
子育て、子供の自立、
親の介護・老後、親の死
人生の折り返し
【60代】
定年、第二の人生
孫の誕生、まだ元気
【70代】
健康への不安
配偶者の介護
【80代、90代】
老々介護、耐力の衰え
生活力の不安
配偶者の死、兄弟の死
40~60代では、
死への準備というよりは”働き盛り””早い死””突然の死”。
もし死んでしまったら、自分が持っている物をどうこうしたいと考えるよりは、「大切な人へ何か伝えておきたかった」という気持ちが大きいと思います。
60~70代では、
退職したり、体力の衰えを感じたり少しずつ何かを手放すことが多くなってきて”第二の人生””プラチナ世代”なんて人生悔いのないように、今後をどうして過ごしていこうか、とか考えて、いよいよ”終活”という言葉を身近に感じるかもしれません。
80代になったら、、、
90代になったら、、、
ごめんなさい、私、
人生まだまだ若輩者でして80歳を迎える気持ちは、正直まだ分からないです。
教本を読んだ中では、”老いる”ということだけでも悲しい気持ちになる。
生活の中の、いろんなことが億劫になる、と。
もっとまだまだ元気よ!!という方もいらっしゃると思います。
老人扱いするなって、もうすぐ80歳になる父の気持ちが分かってあげられないんだよな~、私。
終活って、死ぬためにモノを整理する前に
どんな年代でも、まず、その時の自分自身の気持ちと向き合うことが大切なんじゃないかな?
って思うんです。
”死ぬ準備”じゃない、
これからを生きていくための気持ちの整理、です。
エンディングノートを書けなくてモヤモヤモヤモヤしていた私が、出会ったノートがあります。
次回、
「マンダラエンディングノートの出会い」
の話です。
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