【終活】父のゴミ屋敷①~はじまりのはじまり~

いくら父とは言え、

今、父が暮らしている家を”ゴミ屋敷”と呼ぶのにはためらいがあります。父を傷つけるのではないかと。


この”ゴミ屋敷”を記事にするのも正直、迷いました。が、このことを書かずには前に進めません。


父は、この4年で実家を”ゴミ屋敷”にしてしまいました。




いつか、父が実家をゴミでいっぱいにしてしまうのではないかと、懸念はしていました。「ちゃんとご飯食べてる?生活できてる?」そんな言葉だけかけて、見て見ぬふりをしていました。 どうしたら良かったんだろう。




母の死後、岡山の実家で一人暮らしをすると言い張った父は、若い頃に一人暮らしをしていたし、単身赴任の経験もあり、一人になってもなんとか生活のできる人でした。


とてもマニアックな部分では健康オタクでもあり、最低限の食事と洗濯はできます。


もともと片付けが苦手で掃除もしない人なので、昔から父の書斎は足の踏み場が無く、父一人暮らしになった実家はすぐに荒れ始めました。

初めのうちは、数か月に一度、私か妹が交代で実家に行き、できる範囲で掃除をしていました。法事や相続書類の手続きもする必要もあり、帰省する理由がありました。


でも、いくら片付けても、私たちが自分の家に帰れば実家はすぐ元の荒れた状態に。


母を失った父の姿は、今までのただの「片付けられない」ではなく、生きる気力を失っているようにも見えました。


こんな状態で一人暮らしを続けていけるんだろうかと、何回も話し合いをしましたが父は聞く耳を持たず、でした。



私か妹が、自分の生活を調整して帰省できるのは3~4カ月に1回、1泊2日程度。

片付けると言っても、ダイニングやキッチンの最低限の衛生を保つ程度で、時間も気力にも限界がありました。


父にとっても、

娘たちが来るたびにキーキーキャーキャー「汚い、汚い」と言って、自分のテリトリーを勝手に片付けて荒らしていくのは迷惑そうでした。

実家を手放せだ、東京に住めだ、って心を閉ざしたくもなるよね。


終活 父のゴミ屋敷

他人に迷惑さえかけなければ”父は自由を謳歌している”と思えなくもない、他人に何と思われようが父の自業自得。だって、自分で一人暮らしをしていくことを選んで譲らないんだから。


どんなに汚しても、どうせ娘達が掃除してくれるだろうと、父が思っているのではないかと苛立つ気持ちもありました。




最初は、片付けられない程度で済んでいた父の生活は、どんどんゴミが溜まり、臭いを発し、服も不衛生、社会的な生活を送っているとは人から思われないまでになっていきました。




そして2020年8月、

脳梗塞疑惑(結局、二日酔い)で、父の職場の方が、実家の惨状に気づいてくれたことにより、ただ娘達が困っているという事態から一歩進み、父本人も生活を改善しなくてはいけないと自覚することになりました。

やっぱり!独居老人問題!脳梗塞か?!



父自身では解決できない、私達がなんとかしなくてはいけない、と、私と妹は、実家を掃除しに帰ることに決めました。




次回、「父のゴミ屋敷②~それは、さながらジャングルのよう~」に続きます。

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