遠く離れた実家で一人暮らしをしている父のことを心配していると言っても、毎日のように電話してると言っても、結局、何もできていません。
コロナウィルスの影響で、益々、高齢である父に会いにいくことは難しくなりました。
2020年8月の初め、父の職場の方から私の携帯電話に連絡がありました。
父の様子が普段と違う、少しおかしいから病院へ一緒に付き添ってくれる、とのことでした。
様子を聞くと、
なんか脳梗塞っぽい感じ。。。
やばい、やっぱり万が一の事が起きた。
だから言わんこっちゃない、
言わんこっちゃない、
言わんこっちゃない、
連絡を受けて、怒りがこみ上げきました。
やっぱり!
やっぱり!
やっぱりーーー(怒)!!!
だから一人にしておいたらダメなんだ。
結論を明かしてしまうと、父は大丈夫でした。二日酔いのような状態で、回りの方々にご迷惑をおかけしてしまいました。
第一報を受けて症状から脳梗塞だと思った私の頭を駆け巡ったのは、
・まず妹に連絡しなきゃ
・今日、何曜日?子供たちの習い事は
・学校は夏休み中、どうしよう岡山に子供達を連れていくか
・夫の仕事の予定は
・コロナの中、動いて良いのか
・父が入院したら?しばらく岡山にいなきゃ
・しばらくなら子供達を連れて行かなきゃ
・千歳岡山の直行便は飛んでいない羽田で乗り継ぐか
・いくらかかるんだろう
・今からは無理、明日の飛行機は取れるか
・妹は動けるかな
・夏休みに入れてた予定キャンセルしなきゃ
・実家は不衛生で泊まれない岡山のホテルを予約しなきゃ
・申し込んでたオンライン講座をキャンセルしなきゃ
・入院が続いたらこれからどうするか
・父を東京に移せるか
・8月後半に始まる学校の始業式には間に合うだろうか
・万が一が起こったら
子供達の予定、夫の予定、妹の予定、自分の予定、
今後の見通し、
どうしようどうしようどうしよう
父の容態そっちのけで自分の都合ばかりが頭の中をぐるぐる回りました。
とりあえず、今日は岡山へは飛べないから診察結果を待って、夜に夫と妹と相談しよう。
軽い脳梗塞でもきっと今日はこのまま入院だ。後遺症が残らなければ良いけど。
やっぱり(怒)心配が現実になってしまった。
やっぱり(涙)
夜、父本人に電話がつながり
「昨日飲みすぎちゃってね、朝、二度寝しちゃって出勤しなかったら皆が心配してくれて。会社の人が家まで来てくれて、目つきがボーとしておかしいとか、いつもと違うとかで病院に連れて行ってくれたんだけど何ともなかったんだ。」
っっっっっっって!!!
元気なんかーい!!!
ずっとずっと怒っていたのに、涙が出ました。
もー
もー
もー
なんだよー!!二日酔いって!!(やっぱり怒り)
今回は、何ともなかったのですが、本当に万が一って簡単に起こりえるな、と痛感しました。やっぱり一人にはしておけない。
ピンピンころりを目指しています!って父は言うけれど、すぐにみつける家族あってのピンピンころり、だと思います。勝手にコロリってされてもホント困る!!
母が昔言っていた言葉を思い出します。
子育てが終わったら、親の介護、親が終わったら夫の介護だわ、って。
いや、そんな上手く順番に来ないかもよ。子育て真っ最中に父の今後を考えるのも難しいんだってばー
何をどうしたら
父は幸せに年老いていけるのでしょう。
何をどうしたら
幸せだったと言って人生を終えられるのでしょう。
今回、
この脳梗塞疑惑で職場の方が家へ来てくれたことにより、父の不衛生な暮らしぶりが人に知られることとなり、コロナのさなか、この2カ月後に私と妹は、ゴミ屋敷となった実家を掃除しに帰省することになりました。
そのお話は、また、改めて。
【関連
・「老後っていつからよ?」
・「父の気持ち」
・「娘の気持ち」
次回はお片付けの話、
どうしても子供作品を飾りたい派の私の試行錯誤&失敗を紹介します。
「ギャラリーの誤算①~理想と想定外~」です。
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