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【終活】父の気持ち

今日は、今、父はこう思っているだろう、ということを私の言葉で書きます。


まだまだ大丈夫だ。

娘たちはすぐに老人扱いして、もし倒れたらとか、元気なうちにとか、そんなことばかり。


78歳、年齢のわりには髪の毛だって黒々していてよく褒められる。健康には気を使っていて朝はお手製の野菜ジュースを飲んで、サプリメントも飲んで、血圧は少し高いけど薬をのみながらコントロールできている。


若い頃に一人暮らしをしていたんだから、洗濯だって料理だって一人でできる。


膝も少し痛いけど筋力が弱ったらダメだ、ウォーキングもしている、お酒の量も減らしている、人間ドックの結果だって異常はなかった。

頭もしっかりしている、ボケてなるものか、ピンピンころり、最後まで元気に生きるんだ。


終活 ゴミ屋敷の中でうずくまる

まだまだ働ける。仕事があるから地元を離れられない。

地元には友達がいる、行きつけの店がある、なじみの医者がいる。

生きがいがある。


今度、東京に遊びに行けるようになったら大学時代の友達とカラオケに行きたい。孫ともカラオケに行こう。十八番を披露しよう。

早くコロナが治まってほしい。


ゆくゆくは東京の次女の住んでいる近くの高齢者マンションに住むけれど、それはもう少し先の話。80歳、いや85歳まで大丈夫だ。今から東京に行って何をするんだ。


これからの生きがいをみつけるんだ。


妻がいなくなってしまってとても悲しい。妻のもとに行きたい、と思わなくもない。

いやでも、まだ。


これからの生きがいをみつけるんだ。

まだ、元気だ。

終活 真顔、私

勝手に、こんなこと書いてごめんね、

お父さん。

私にはこう見えてます。


これから、どうするつもりなのか。

85歳まであと7年も一人にしておくなんて無理だと思うよ。家族のだれかが近くになくては。

自分の想い描くようには上手く歳をとれないんだよ、お父さん。


次回「娘の気持ち」に続きます。


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