父が”ゴミ屋敷”にしてしまった実家を掃除しに帰省しました。
前回からの続きです。
どうしてこんな状態で、父は一人暮らしで大丈夫だと言い続けることができたんでしょう。
父は困っていたんだ、と思いました。
私と妹がたくさんの物をゴミ袋に詰めて片付けを進めていく中、父は廊下にあった酒瓶や缶を並べ、その瓶を微調整したり、袋に入れたり、また並べ直したりを繰り返しているように見えました。
あぁ、片付けられないんだ。
どうして良いのか分からないんだ、と感じました。
娘達に怒られると思っているのかな?
毎日の生活の中で、大丈夫だ、大丈夫だと自分に言い聞かせていたのかもしれません。
もうどんなに父が一人暮らしを望んでも、この生活を長く続けていくことはできないと思いました。根本的な父の生活を変えないと。
父には、何かを手放してもらわないと。
私と妹は、自分たちの生活があるので実家の岡山に住むことはできません。
”東京への移住”
父の意思でなくても、私たちが手続きを進めなくては、あと5年も待っていたら、父はますます岡山から離れられなくなってしまう。
家を”ゴミ屋敷”にしてしまった原因は、
SOSを出せなかった父のプライド。
父娘の距離。
次回、「父のゴミ屋敷④~おわりのその後~」に続きます。
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