前々回から終活の話をしています。
(クリックで過去記事に飛びます。)
余命告知や延命治療など、自分の意思を残しておいてくれないと困るよ~
という話が続いていますが、今回は、お見舞いのお話。
母が最期の入院をした時、「お見舞いに行きたいのですが」と言ってくれた方が多くいらっしゃいました。
とてもありがたいことですが、お気持ちだけで、とお断りしてしまいました。
これも、母はどうしたかったのかな~と後々悔やんだ事ではあります。
私は、自分がもう死ぬかもしれないと感じた時、家族・親族以外の誰かに弱っていく姿を見られたいと思うだろうか。
きっと、その人の中の私の記憶は最期に会った姿になってしまうかもしれない。
抗がん剤や放射線治療をして髪の毛が抜け、食事も取れなくて痩せた姿、たくさんの点滴やチューブにつながれた姿が最期の思い出になってしまうのはとても悲しい。
お見舞いに来てもらっちゃったら、
「わざわざありがとう」「心配をかけてごめんなさい」
という言葉をかけなくてはいけない。
「大丈夫ですよ、また元気になりますよ」「お大事に」
という言葉を受け止めなくてはいけない。
こんな私に会って相手はなんと感じたのか、病院の廊下を暗い気持ちで帰る姿を想像しなくてはいけない。
。。。
。。。
。。。
お見舞いをお断りしてしまって、遠くに住む娘以上に、ここ何年も母を近くで支えてくれていた方々なのにごめんなさい。
きっと、母は感謝の気持ちを伝えたかったと思います。
どうか、どうか、
母を思い出すときは、よく笑い、凛とした姿を思い浮かべてほしいなと思います。
次回は、つい先日、私に起こった大惨事、大失敗話。
「こんなことで生活が回らなくなるなんて!」です。
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